今回は先日からの続きで、「軽オフセット印刷」おもしろ表現方法を具体的にご紹介していきます!
軽オフセットの低線数を逆手にとった網点表現です。

印刷物は超拡大すると網点で出来ています。カラー表現するための4色(CMYK)を掛け合わせる場合、それぞれの網点が重ならないように、実は網点の角度が少しずつ変えられています。

軽オフセットは2色までしか同時印刷できないので、今回は2色サンプルになりますが、これでも角度が変わっているのがわかると思います。網点の角度を変えることでも見え方が変わってくるので、幾通りもの表現ができてしまいます。

そして、網点形状は丸い形のドットだけと思いきや、スクエア、菱形、楕円、六角形、ライン等を選ぶことができます!版の出力機に備わっているこの機能、何に使うのかわからないのが正直なところですが(笑)、どんなものに仕上がるのか実験してみました。

◎お花→ピンク×オレンジ(30線)/楕円タイプ
◎カメラ→オレンジ(30線)×緑(5線)/菱形タイプ
◎キリン→グレー×黄色(15線)/ラインタイプ
◎靴→黄緑×青緑(10線)/スクエアタイプ

軽オフセット印刷機に通る特薄と最厚の紙でサンプルをつくりました。
この印刷サンプルがほしいという方は、江戸堀印刷所までメールをお送りください。
参考までに、特薄は約0.06mm(上質紙 四六判45kg位)、最厚は約0.4mm(紙の種類にもよりますが270kg位)の厚みまで可能です。

次回は、いろんな網点形状で出力した実際のピンクマスター紙版をお見せいたします。