7月に世界文化遺産に登録されることが決まった大阪・堺市の「百舌鳥・古市古墳群」ですが、
タイムリーなことに、たまたま活字の中から初号サイズのでっかい「堺」を発見しました。

その活字の側面には「森川龍文堂製」 の文字が刻まれていました。
これは鋳造会社のマークで、ピンマークと呼ばれます。
調べると「森川龍文堂」は、明治35年に創業された大阪の活字メーカーで、言わずと知れたモリサワのリュウミンと関係があるとのこと。
モリサワの創業者、森澤信夫氏が「森川龍文堂」の書体「新體明朝」の見本帳を譲り受け、それを元に開発された新書体の名称が、「龍」文堂の「明」朝体ということでリュウミン。納得。
書体の誕生を紐解いていくのもおもしろいです。
詳しくはモリサワのサイトへどうぞ→

他にもいくつかピンマークを見つけましたが、あるものとないものがあります。
活字ひとつでも歴史を感じ、今につながっていることが嬉しくなりました。

*活字は展示だけで使っていないですが、気になる方はぜひ見に来てください。

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