江戸堀印刷所

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軽オフセット印刷の使い方(1)

「軽オフ」でいきましょう。
社内では普通にこんな用語を使いますが、カラーオフセットが主流になっている今、あまり耳にしない方もいるかもしれないですね。
何回かに分けて「軽オフセット印刷」のおもしろさをお伝えしていこうと思います。

別名では「ピンクマスター」ともいわれるこの印刷方法。
通常のオフセット印刷と原理は同じなのですが、アルミ版ではなく紙製の版を使用してる違いがあります。その版の色がピンクっぽい色をしていることから「ピンクマスター」ともいわれています。
(写真はピンクマスターの紙版です)

紙製なので、2,000枚を超えると版が伸びてきて見当が合わなくなるというデメリットもあるのですが、なんせ版代が安いので、もう一版つくってしまうことで乗り切れます。
通常のオフセット印刷の網点標準が175線以上なのに対し、最高150線までしか表現できないので(数値が低いほど網点が大きくなる)、精度を求める印刷物には向いていませんが、逆にこの特性を活かして、おもしろ印刷物ができるのでは・・・といろいろ実験をしてみました。

あえて写真の網点を粗くし、ザラッとした懐かしい表現ができるのが楽しいのです。
Photoshopでもそのような加工はできるのですが、そんなややこしいことは必要ありません。弊社では、通常の写真データでそのまま入稿していただくと、刷版時に数値設定をするだけで、簡単にご希望の網点表現ができてしまいます。

網点は丸いドット形状が一般的ですが、それだけではないのです。
次回は、サンプルをお見せしながら網点の形状についてお伝えしていこうと思います!

かるた市:レポート

ご報告が遅くなりました。
5月9日に開催されたハグルマ封筒さん主催「かるた市」は大盛況で、出店参加した江戸堀スタッフも大いに楽しんできました。
当日はあいにくの雨模様。でも途中からは雨もあがり、予想を上回るたくさんの来場者が押し寄せ、ハグルマさんの人気ぶりに便乗させていただくことができました。

いろんなワークショップや工場見学も大人気でどの回もすぐ満員に。戻ってこられた参加者はみんな満足そうな笑顔。機械の音と現場の臨場感、そしてやっぱり作る過程が見れるのは、子供でも大人でもワクワクしてしまうものですね。

江戸堀印刷所のブースでは、印刷の楽しさを少しでも味わってもらえるように、簡単ながら活版印刷の体験、活字探し等のコーナーも設けました。今回は「かるたいち」という活字を組んでセットしたものに紙を選んで押してもらうだけの体験になりましたが、一生懸命押してくれる子供たちの姿にも癒され、あっという間に楽しい時間が過ぎました。
ノートやメモ帳、今回新たに作った活版シールや顔テープ等もお子様連れの方に好評をいただきました。お立ち寄りいただいたみなさん、ありがとうございました!
ハグルマ封筒の従業員のみなさんも素敵な笑顔があふれ、社長さんを含め改めていい会社だなと思いました。

「LAUNDRY CAFE」ショップカード

大阪・門真市の京阪線「古川橋駅」の近くに新しく開店される「LAUNDRY CAFE」さんのショップカードを印刷させていただきましたので、ご紹介いたします。
表面のロゴはグレーのインクで活版印刷、裏面はオンデマンド印刷で仕上げました。
紙はナチュラルな質感なのに渋めの「ファーストヴィンテージ シルバー」を選ばれ、シンプルに店名が引き立つ仕上がりになりました。

店名の由来をお聞きすると「コインランドリーの隣にあるから」というお答えが!
わかりやすくておもしろいです。
といいながらも、うちも江戸堀にある印刷所というわかりやすい店名でしたが。。。

一からお店を立ち上げられ、フランスにまで足を運んで研究されたこだわりのサンドウィッチが気になります。コーヒーもスペシャルティコーヒーを提供されているとのこと。
店長さんも明るくステキな女性で、どんなお店になるのか楽しみです。
地元の方にも愛される古川橋の名物カフェになればいいですね。
お近くの方や、このあたりを通られる時はぜひ行ってみてください!

■LAUNDRY CAFE
門真市垣内町15-3
06-6907-6577
Mon-Fri 7:00-20:00
Sat, Sun 11:00-20:00
不定休
http://laundry-cafe.jimdo.com

6月8日オープン!